【完全網羅】住宅建築で使われる構造金物の種類一覧|役割と選び方の基本
木造住宅の設計段階において頭を悩ませやすいのが、構造金物の選定。
「住宅用の金物は種類が多すぎて、どれをどこに使うべきか分からない…」
「図面を見ながら、1つ1つ適合する金物や耐力を調べるのに膨大な時間がかかる」
「知識のあるベテランしか金物選定ができず、若手に教育するのも難しい」
こうした悩みを抱える工務店・ビルダーの担当者の方は少なくありません。金物は住まいの耐震性・安全性を左右する重要部材だからこそ、規格や納まりの確認には神経を使います。
そこで本記事では、木造住宅(在来軸組工法)で使われる主な金物を使われる部材別に分かりやすく整理・一覧化しました。それぞれの役割や現場で失敗しない選び方のポイント、金物の拾い出しや発注にかかる時間を大幅にカットする方法まで詳しく解説します。
この記事でわかること
・住宅建築で接合金物が重要な理由
・住宅建築で使われる構造金物の種類【部位別一覧】
・現場で迷わない!住宅金物を選ぶときの3つのポイント
・金物の拾い出し・選定の手間をゼロにする方法
住宅建築で接合金物が重要な理由
木造軸組工法において、木材同士の接合部(仕口・継手)をしっかりと補強する接合金物は、建物の強度を保つための命綱です。
地震や台風などの力から家を守る役割
地震の揺れや台風による強風を受けると、柱には基礎や梁から引き抜かれようとする力が働き、接合部にはねじれ・ゆがみの力が集中します。これらを金物でしっかりと固定することで、建物の倒壊を防ぐ役割があります。
建築基準法や耐震等級で厳格なルールが定められている
2000年の建築基準法改正(建設省告示1460号)以降、柱の接合部には、引き抜き力に応じた金物の設置(N値計算に基づく選定)が義務付けられています。また、近年需要が高まっている【耐震等級3】の家づくりでは、構造計算に基づいたより正確な金物選定が必須となっています。
住宅建築で使われる構造金物の種類【部位別一覧】
基礎から屋根まで、住宅の構造に沿って使われる主な金物とその役割を解説します。

基礎・土台回りを固定する金物
アンカーボルト
基礎と土台をしっかりと固定するためのボルト。地震や台風の水平力で土台が基礎からズレるのを防ぎます。
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ホールダウン金物(HD金物)
基礎と柱、または上下階の柱同士を直接固定する高耐力金物。地震時に柱が土台ごと基礎から引き抜かれるのを防ぎます。柱にホールダウン金物を取り付け、基礎のアンカーボルトと結合することで、強固に固定します。
ゆか束(鋼製束)
木造住宅の1階床下で、床の重みを支える支柱のことです。鋼製束にはL型とT型の2種類の形状があります。鋼製束と呼ばれる金属製のものが主流ですが、木製や樹脂製の商品もあります。
筋交い材と柱を固定する金物
筋交い金物
木造建築において壁の強度を高めるため、斜めに入れる補強材である筋交い材と柱の接合部をしっかり固定するための補強金物です。筋交い金物にも様々な形状があり、壁倍率や施工方法などが変わります。
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横架材を固定する金物
かすがい
コの字型の大きな釘で、木材と木材を強固に繋ぎとめるための金物です。シンプルな形状ながらも、今では施工をよりスムーズにするため様々な種類のかすがいが開発されています。
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L型接合金物
L字型に曲がった金属金物で、直角に交わる柱と横架材の固定などに使われます。様々な形状・材質の商品が展開されており、各メーカーの商品によって施工性が変わります。
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梁と梁、桁をつなぐ金物
羽子板金物
柱と梁、軒桁(のきげた)、小屋梁といった直交する木材の接合部をしっかり固定し、引き抜けを防ぐための補強金物です。羽部とボルト部が一体化した羽子板ボルトやビスで止めるタイプの羽子板などがあります。
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短冊金物
梁と梁、桁と桁など、一本の長い梁を作るために、木材同士を真っ直ぐつなぎ合わせた継ぎ手を補強する金物です。平らな板状の金物が七夕の短冊のような形状のためこの名前で呼ばれています。
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火打ち金物
床組・小屋組の四隅に斜めに配置して、ねじれを抑え、耐震性を担保する金属製の補強材です。
屋根・小屋裏まわりを固定する金物
ひねり金物
屋根の骨組みを構成する垂木を、母屋や軒桁、棟木などにしっかり固定し、強風による屋根の吹き上がりを防ぐための接合金物です。金物の中央部がねじれているため、角度や勾配の異なる垂木にもフィットさせて取り付けることができます。
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垂木ビス
屋根の斜面を支える垂木を、下地となる母屋や軒桁、棟木などの構造材に固定するための専用ビスです。ひねり金物と同様の役割で使われます。
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現場で迷わない!住宅金物を選ぶときの3つのポイント
種類が豊富な金物ですが、選定時には以下の3点に注意が必要です。
ポイント①構造計算(N値計算・耐震等級)にあっているか
見た目が似ている金物でも、保持できる耐力は規格ごとに大きく異なります。必ず構造図・伏図面・N値計算書の指定耐力を満たす規格の金物を選定しなければなりません。
ポイント②施工時のおさまりを確認し、金物同士の干渉に注意する
柱の幅や梁成の大きさ、さらには筋交い金物とホールダウン金物が同じ柱でぶつからないかといった、納まりの事前確認が不可欠です。断熱材やサッシ枠、配管スペースとの干渉にも配慮して金物を選定する必要があります。
ポイント③施工性とコストのバランス
使用するビスの本数や打ち込みやすい工夫がされた金物を選ぶと、建て方時の作業効率が向上します。施工性が高いもの、高性能なものは比例して価格がたかくなるため、コスパが良い商品を選ぶかスムーズに施工できる商品を選ぶかもポイントとなります。
金物の拾い出し・選定の手間をゼロにする方法
構造計算書と図面を照らし合わせ、多くの金物を拾い出し、メーカー各社へ注文書を送るといった作業は、膨大な時間と手間がかかります。金物の知識がないと正しく選定できないこともあり、作業者が限られてくることもあるかと思います。
この作業を劇的に効率化するのが、プロへの選定代行や邸別配送システムの活用です。

図面を送るだけでプロが最適金物を選定
手元の伏図・軸組図・計算書を送るだけで、金物のプロが適合する金物を一括で拾い出し、過不足なく選定・見積りしてくれます。調べる手間がゼロになり、選定ミスも防げます。金物に関する知識がなくても、どんな構造にしたいかを営業と打合せするだけで、必要な金物を提案してくれます。
他社メーカーの指定金物も1つの窓口でまとめて揃う
商社機能を併せ持つ調達先を活用すれば、自社製品だけでなく他社メーカーの指定金物や関連副資材までワンストップで手配できます。複数の会社へ個別に発注する手間がなくなります。
現場への邸別直送で、倉庫管理・仕分け作業も不要に
現場の作業に合わせて必要な商品だけをセットにして、指定期日に現場へ直接届くため、自社倉庫での在庫管理や現場への積み込み・運搬の手間などを削減することができます。商品は基礎工事・土台・上棟・造作、仕上げ工事など工事のフェーズごとに分納するため、必要な商品だけが現場に届き、作業もしやすくなります。
当社なら金物の選定・拾い出し・邸別出荷全て対応可能です!
「この図面に最適な金物をプロに一式選定してほしい」
「他社メーカーの指定品も含めて、現場へ一括で直送してほしい」
「金物選定や発注業務が大変…」
このようなお悩みがありましたら、ぜひ一度弊社へご相談ください。当社は金物の専門知識を持つ営業が図面から最適な部材をスピーディにご提案いたします。本記事でご紹介した商品だけでなく、自社商品から他社メーカー品まで幅広く取りそろえ、邸別梱包にて現場へ直接お届けいたします。まずは図面を添えて、お気軽にお問い合わせ・お見積りをご依頼くださいませ!








