2021/07/30

リベンジコロナを楽しみにご紹介したい場所

ホームセンター事業部のSです。
コロナ禍の中、旅行もままなりません。
リベンジコロナを楽しみに皆さんに是非ご紹介したい場所があります。

象潟
【きさかた】と読みます。秋田県南部にかほ市にある地名です。


田園の中に小山が点在する風光明媚な土地です。
小山の名前も駒留島、弁天島、玄海島、海老島等々、陸地に点在しているのに中々に趣のある名前。
そう、この小山たちはその昔、名の通り島だったのです。
今から約220年前、1804年の象潟大地震により土地が約2mも隆起し陸地化しました。
それ以前は東の松島、西の象潟と言われていたところを見ると相当美しい場所だったのでしょう。
歌枕にも詠まれ数々の歌人たちもここを訪れています。
能因、西行、芭蕉、与謝蕪村、小林一茶、正岡子規。歌人ではありませんが司馬遼太郎も。
無論1804年以降に訪れた人々は島々が海辺に浮かぶ象潟の昔の姿を見ることはかないませんでした。


1689年に奥の細道の途中、芭蕉はここを訪れています。
象潟や雨に西施がねぶの花
象潟の美景の中、雨にぬれる合歓(ねむ)の花は、眠りについた西施の面影を彷彿(ほうふつ)とさせる、
の意(佐藤勝明氏訳)。西施は中国4大美女にも挙げられる春秋時代の女性。呉越の争いに登場します。

往時の景色は見ようもありませんが、訪れるなら田植えの時期が一番だそうです。
田んぼ一面に水が張られ昔の面影をみるこができるからです。

コロナ禍が収まった初夏のころ、是非秋田、にかほ市に出かけてみては
いかがでしょうか。


法人のお客様