2024/04/27

「オヤジ」定番の趣味?!

ホームセンター事業部のSです。

最近暖かくなり、花粉や黄砂がたっぷり降り注ぎ、鼻炎持ちにはつらい季節ですね。

黄砂が舞った後、一番厄介なのはクルマの汚れ。雨の頻度も上がるし
何なら嵐になるなど、すぐに汚くなります。
ここのところ皆さんのご近所のあちらこちらでも
オヤジさんたちの洗車に勤しむ姿が見られるのではないでしょうか。

私の洗車歴と言えば免許を取った頃からなので、もうすぐ30年になります。
初めての洗車は免許取ってすぐ、友達にもらったクルマでスタートしました。
パールホワイト色のクルマでしたので光沢が綺麗でしたが水アカに悩まされます。

2台目はクロカン四駆で、車高が2mを超えましたのでルーフ部はなかなか洗えませんでした。
3台目は今までの教訓を生かして水アカが気にならない青色で車高の低いスポーツタイプのセダンにしたのですが
このクルマの誤算はスポーツタイプに多いブレーキダストの多さでした。
ホイールがすぐに真っ黒になり、全然キレイになりません…。
それでも当時は毎週のように洗車をしたでしょうか。

そんな私の洗車にもターニングポイントを迎える出来事がありました。
前職でクルマ関連の仕事をしていたのですが、洗車界の神様(通称オヤジ)
と呼ばれる方に取材させていただく機会があり、それから洗車方法がまるっきり変わりました。

その方は当時60代から独学で洗車方法を編み出したとのことでしたが
50代まで建築のお仕事をされていた異色の方。ご自宅で話を伺うと
早速洗車のイロハを私に教えて下さいました。

40歳くらい年の離れた私に対しても、目をキラキラさせて丁寧に話す姿が
とても印象的なまるで少年のような方でした。

聞いてみるとその技術はクルマを洗うことに留まらず
光の反射具合や汚れが付きにくいミクロ単位の磨き精度
各メーカーのクリア層の厚みデータ(マニアックでごめんなさい)
など計算され尽くした洗車術でした。

誰が相手でも真摯に応える方でしたので
各カー用品メーカーの担当者がアドバイスを求めて訪問して来るほどです。
その方に教えて頂いた洗車ポイントは大きくは3つだけでした。

1つ目は定期的に洗うこと。
まずは1週間おき、次は2週後、その次は4週…と間隔を開けながらの洗車でした。
これはボディに汚れを付きにくくすることが目的です。

2つ目は洗う方向をタテとヨコだけにすること。
よく円を書くようにスポンジを動かすイメージがありますが
光の乱反射を招くので余計に汚く見えてしまいます。
洗車は傷をつける作業でもあると教えられたのは意外でした。

3つ目は黒い部分をとことん綺麗にすること。
目線は塗装されたボディに向かうと考えがちですが
タイヤや樹脂部分が白くなっていると汚れて見えるのだそうです。

他にも磨き方やワックスの掛け方、エンジンルームの清掃方法、洗車に最適なブラシの形状など
惜しみなくとことん教えて頂きましたが、今ではおかげさまで財産になっています。
ちなみに、その方が当時所有した7年目のメルセデスベンツW129型SL500(ベンツのオープンカーです)は
紺色のボディに風景が映り込むほど綺麗だったのを鮮明に覚えており、今でも私の理想像となっています。

もちろんその洗車術は今でも取り入れています。
上手くいくとボディがいい状態を維持できますので手放すときの売却時に良い影響があります。
4台目のクルマからは結構年数たっていましたが、思いのほか高く売れたのは誤算でした。
ちなみに洗車は晴天のときには避ける、地面に落ちたスポンジ類は使わないといったことも重要です。
要点を絞れば、洗車の回数は減っても汚れにくくなるのでぜひ3つのポイントを踏まえた洗車を試してみて下さい。


4台目(当時10年目)

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