2023/03/30

人の強み <人工知能との差別化>

ソーラー・エコ事業部の F です。
先日、私事ですが、MRI で心臓の画像を見る機会がありました。

定期健診での聴診器の診察にて、かかりつけの医師から微かな異音がするので
精密な検査を行った方が良いという診断でした。

医師からは、多分問題がないが、念のため検査して欲しいということでした。
検査実施日までの2週間と検査結果を待つ間は、色々な考えが頭に浮かび、不安な日々を過ごしました。

検査当日ですが、心臓を色んな角度から撮影し
①空気の流入・流出(流入と流出で色を替え、空気の流れと量がわかる)、②弁の動き、③よくわらない数値(?)をデータ処理していました。
MRIの担当者は、淡々と画像撮影・処理されるだけで、細かい説明はありませんでした。

今まで、MRIなどを受診したことがなかったため、目と数値でここまではっきりと客観的なデータがでることに衝撃をうけました。
その後、担当医から細かい説明を受け、”問題なし”と診察され、ほっと胸を撫で下ろしました。


その時に実感したのが、AI に置き換わりにくいという ”医療” の仕事についてでした。
患者の症例に合わせて対応を考えたり、細かい処置を行うには人間の知見と技術が必要であり
患者に寄り添った対応は人が望ましいと改めて感じました。

”微かな異音”については、機械で読み取れるかもしれない
でもそこで人の表情をみて、説明を丁寧にしたり、勇気づけたり、安心感のある説明は
AIが発達したとしても味気ないものになるのではないかと思いました。

今回の診察は、最先端の技術を使ったわかりやすいデータだったと思いますが
もし悪い結果であり、淡々とデータで示されても、その後の治療に対しての受け取り方(病気と戦う意欲)が全然違うだろうと感じました。

我々の仕事でも同じことが言えないか?と考えました。 淡々とデータで論理的に説明することは、AIの方が断然優れているでしょう。
でも受け取り側が説明や対応に興味、共感を覚えるのは、論理的なものだけでは難しく、その人の経験に基づく説明であったり
ちょっと違った笑い話のような切り口の方が、私自身は好感が持てます。 当社のミッションとも共通する部分だと思います。

人の強みを意識して、顧客や仕入れ先、関係部署とやり取りを行い、AI に置き換わりがきかない ”自分自身の強み” を磨こうと思いました。
皆様も日々の生活で、そういった出会い・場面を通じて、”Only One”を目指していこと思って頂ければ幸いです。


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