2020/06/26

アジサイのお話

ソーラー・エコ事業部のTです。

コロナの影響で今年の春はどこにも行かず家にいる事が多かったです。その間に、季節も梅雨入りし夏至も過ぎ、すっかり暑くなってきましたね。
在宅中は庭を手入れする時間が増え、季節の花を眺める時間が多くなりました。そして今回、紫陽花について気になっていたのでこの機会に調べてみました。
皆さんとトリビアとして共有できればと思います。



一般的な写真のようなアジサイは、ホンアジサイと呼ばれ手まりのような球体で咲いています。その他に、ガク咲きするガクアジサイ、
ヤマアジサイなど100種以上あるそうです。まだ気づいていない多くのアジサイがありそうです。

大きな花びらは花ではなく、飾り花(装飾花)と呼ばれ、萼片が巨大化したものであり、本当の花はびっしりと並んだ飾り花(装飾花)をかき分けると、
隠れるように花弁が開いて咲いています。

アジサイの色は一般的に土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、「酸性なら青、中性からアルカリ性ならばピンクや赤」となります。
これは、アジサイの色のベースとなるのが「アントシアニン」という色素で、そこに「補色色素」と土の中に含まれる「アルミニウム」が働いて色が作られます。
土壌が酸性の場合は、青色(アルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、アジサイに吸収されて花のアントシアニンと結合)になります。
逆に土壌が中性やアルカリ性の場合は、紫色から赤色(アルミニウムが溶け出さずアジサイに吸収されないため)になります。
同じ株でも花によって色が違うのは、根から送られてくるアルミニウムイオンの分布量に差があるようです。
白いアジサイは、元より色の色素を持っていない品種のため白いようです。

アジサイには、毒性があるので食さないようにご注意ください。

まだまだアジサイの見頃なので、色や形を観賞してみてはいかがでしょうか。

法人のお客様