2018/10/26

神無月の由来

住宅資材事業部のYです。
秋になり、ひんやりとする日が多くなってきました。
気温差が激しい為、風邪には十分注意しましょう。

今回は10月ということで、神無月の由来を紹介したいと思います。
神無月(かんなづき)は、旧暦で10月のこと。「かみなづき」「かむなづき」とも言います。
でも、あるところでは「神在月」(かみありつき)と逆の意味で呼ばれています。それはなぜでしょうか?

1.【神無月】と【神在月】について
10月は全国の八百万の神様が、一部の留守神様を残して、
島根県出雲市にある出雲大社へ会議に出かけてしまうと考えられてきました。
その為、神様が出かけてしまう国では神様がいないので「神無月」、
反対に島根県では神様がたくさんいらっしゃるので「神在月」というわけです。

2.会議とは?
年に一度、出雲大社に集まった神様たちは、人の運命や縁などを話し合います。
遠く離れた人同士が知り合い、結婚するようなことがありますが、もしかしたらこの会議の結果なのかもしれませんね。
その為、出雲大社は縁結びの総本山でもあります。
また、来年の天候、農作物や酒の出来なども話し合われているそうです。

3.なぜ出雲大社なのか?
出雲大社の祭神は大国主大神。天を象徴する天照大神に対し、大地を象徴する神様です。
大国主大神には多くの子供達がおり、その子供達を全国各地において国を管理させました。
そして、子供達が1年に1回出雲大社に戻り、その年の報告や来年の相談をしたのです。
やがて、他の神様も一緒に出雲大社に集まるようになったと言われています。

4.留守神様とは?
10月は出雲大社以外に神様はいないのではと思った方いらっしゃると思いますが、大丈夫です。
全ての神様が出雲大社に出かけてしまうのではなく、留守番をする神様がいます。
代表的な神様が「恵比須神」。またその他には「金毘羅神」、「竈神」、「道祖神」などがいます。
こうした留守神様を祭るために、十月に「恵比須講」を行う地方も多くあります。
ちゃんと留守神様として私たちを守ってくれているので安心ですね。

参考資料*http://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/kannazuki/

このように月の由来を調べると思ってもみなかった発見があって面白いです。
ぜひ皆さんも調べてみてください!!

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